なが餅という名前なのに短命なこの菓子は、私が大変好んで食べる菓子の一つである。
朝食としてこのなが餅をお供にして私は、この木曜、比較的朝早い新幹線で故郷へと向かっている。
このブログについては、タイトルの通り、少しだけ休むつもりが随分長いこと休んでしまった。
心理的な理由、と言えばそれっぽいが、単に怠惰な自分が強く出ただけとも言えるかもしれない。
いずれにせよ私は非常に疲れていたし、そこからくるストレスで無気力な日々を送ってしまっていた。休みの日は何も手につかなかったし、ただゴロゴロとしたり、ある時は一日中テレボートでボートレースをしていたり、またある時は罪悪感から社労士の勉強をしたりもした。
それらの日々は今思い返しても特に意味を見出せない日々だったが、それもまた人生という巨視的な括りから言えば何らかの意味を持ちうる、あるいは意味を見出せる日が来るのかもしれない。未来にある種の救いを望んで、今の痛みを誤魔化している。
前回の更新からここまでの日々は、仕事も含めそれなりに色々な場所に赴いてはいた。
それを言葉に残す労力を惜しんだせいで、思い出は実に鮮やかさを失ってしまった。
それでも、さながら遺跡を発掘する考古学者のように、収めた写真を頼りにその足跡を残そうと試みる。
まだ酷暑の最中にあった8月1日、私が向かったのは滋賀県だった。
ボートレースびわこ。
名古屋に転勤してからいつか来ようと思っていたのだが中々踏ん切りつかず、結果として3年目の夏にやっと訪れるに至ったというわけだ。
何するにしても遅いのが私の悪い癖……
中継映像からは窺い知れなかったのだが、1M側には割と近くに住宅が。
平和島ばりの近さ。宝くじを当てられたらここに住むのも一考だが、びわこは舟券の相性がどうも今ひとつで……
屋内自由席からの景色。十分な眺望はボートレース自由席の良い点の一つだ。
びわこの行くべきスポット、それは特観席の階にあるレストラン。
特観買ってない人でも入れて、お値段もリーズナブル。
なにより食べながら水面が望めるのだ。
ボートレース場多しと言えど、ここまでの景色を楽しめる食事処は中々無い。
舟券は負けたが大変満足。
僕ヤバこと『僕の心のヤバいやつ』は私がキュンキュンの補給源として愛読しているマンガ。
その作者である桜井のりお先生の画業20年記念展示を見るべく、びわこから大阪へ向かった。
意外とすぐ到着できたし、大阪はかなり近く感じるようになった。新幹線でなくても結構あっさり行ける。
滞在はドーミーインプレミアムなんば。
部屋がやたらカビ臭いが、部屋にドラム洗濯機が!長期滞在に向く部屋だったが、しかしながら私は大阪があまり好きではなく、長期で滞在することはまずなさそう……
夜鳴きそば
朝食。ご当地色は薄いが海鮮丼あり。
大量に平らげて英気を養う。
ホテルからすぐの川。見た目が有名な川にそっくりだがこれなのか?わからない。
この日はボートレース住之江へ。
メッカと名高いこの地も初めての訪問。
お客様の熱気ももちろん、水面周りの環境を取ってもいいボートレース場。
水面が近いので写真も撮りやすい。
ナイターは現在東から桐生、蒲郡、住之江、丸亀、若松、大村の6場。桐生と丸亀を除けば訪れたことになるが、時間と共に空にかかるグラデーションが映えるのは住之江が一番だ。
都会にぽっかりとあるこの水面、シティナイターを掲げるだけある。やはり街に灯りは合うものなのだろう。
ナイター開催はお客様からしたら最高の開催のひとつではなかろうか。
舟券は負けたけど、楽しめました。
帰りはひのとり。
出張の際に往路で乗り込んだが、プレミアムシートは今回が初。とても良い。さすがプレミアム。
シェルシートなので後ろを気にせずリクライニングできるし、前との間隔も広いのでのびのび。あっという間に名古屋に着いた。
名古屋大阪間の移動は新幹線よりこっちの方がいい気がする。とても快適。最高の乗車体験だった。
インサイドへッド2を鑑賞。
感じるものはあったが評判ほどでは……
8月下旬、7月に名古屋競馬に同行させていただいた先輩と常滑へ。
相変わらず豪快な先輩に楽しませていただいた。また指定席おごっていただいてしまったし……何か恩返しをしないと。
またギャンブルに行きたいな。
8月末といえば台風10号が、稀に見る速度の遅さかつ猛烈な勢力で本州へと迫っていた頃。
時を同じくして私の出張。
こだまでしか行けない場所なので、新幹線は2000円くらいたして人生初のグリーンに。
前の間隔は広いし流石に快適。行き先まではあっという間の移動になった。
行き先は熱海!
そしてまだ移動は続き……
伊東線。黒船列車という、普通車扱いなのに見た目が観光特急で追加料金取られそうな列車に揺られる。当然普通料金。
豪雨。すでに雲行きが怪しい。
伊東園ホテル別館に宿泊。
明らかに増築された部屋に泊まった。
驚きのトイレ配置
畳部屋はおちつくがカビ臭い。
進路は混迷を極め、なぜか静岡が豪雨に。
氾濫しそうな川。
結局伊東線が寸断、東海道新幹線は三島から西が動かなくなり、別館から松川館に移動して延泊。
しかし翌朝も伊東線は復旧せず……出張先の人と小田原までタクシーで脱出。
小田原からは鈍行で東京へ。
そしてそこからはなんと北陸新幹線へ乗り継ぎ長野へ。長野からまた乗り換えて特急しなの→名古屋へというルート。
無事辿り着いたが、伊東を出たのが朝8時、名古屋に着いたのが夜7時と11時間の大移動になってしまった。
貴重な経験ではあったが中々疲れた……
前回更新以降の特記イベントはこんなもんかな。
競馬予想はまた来週以降に復帰で……