今週の出来事を振り返る上で語らない訳にはいかないこと。
それは当然、ボートレースクラシックを制した遠藤エミの話題だろう。
女子選手ならSG優出自体は寺田千恵、横西奏恵(2度)があり、今回の遠藤エミで4度目。
横西奏恵に至っては1号艇での優出を果たしたが、ゴールラインを先頭で駆け抜けることは、ついぞなかった。
女子最後のSG優出であった2011年の笹川賞からはや11年。
第57回ボートレースクラシック優勝戦。
インコース遠藤、スタートから1Mのターンはやや流れるも、2,3号艇がやり合い、その懐を差し抜けてきた5号艇も舳先はかからなかった。2Mで独走態勢築いて残り一周。
“さぁ、遠藤の前には誰もいません。
これまで見ることができなかった景色を、遠藤エミが築き上げています。
初めてレディースチャレンジを制した大村、初めてクイーンズクライマックスをパーフェクトで制した大村、そして、ボートレース発祥の地・大村で、遠藤エミが、女子初のSG優勝。
ボートレース70年、史上初、女子レーサーによるSG制覇を飾ります!
Road to Grandprix,大村SG第57回ボートレースクラシック、優勝戦。
1号艇、遠藤エミ、今、1着で……ゴールイン!"
改めて文字に起こして見るとまた泣ける。
元々遠藤ファンでは無いけれど、女子は体重面やらオール女子戦やらで優遇されて、昔には「男子に大舞台で勝てるわけがない」とまで言われた女子レーサーが、絶えず挑戦し、何度跳ね返されても絶やさなかった魂が、誇りが、あの日確かに遠藤エミにも宿っていたと思うと、感動せずにはいられなかった。
いつもクールな遠藤が泣いていたのは、それだけのプレッシャーを背負いながらのレースだったということの裏返しだし、またそれは、この偉業が真に偉業であることの証左でもある。
ボートレース発祥の地で歴史を刻んだというのも大変ドラマチックで、有馬記念やダービーをドラマで買うような私だから、この日顕現したえも言われぬドラマには、ただ涙をもって受け止めることしかできなかった。
峰の不祥事をかき消すか、いや、上書きして輝かんとするが如く、今回の遠藤の優勝は燦然と輝いている。遠藤エミにも、ボートレースにも、また新しくファンも増えるだろうし、今回のクラシック優勝は今節の売上以上に大きな効果があるだろうと思う。
それるが、引用したように実況もいい喋りだった。また未来で振り返られるであろうこのレースに相応しい名実況であったと思う。
その実況が聞けるレース映像はこちら
公営競技ファンとして、この歴史的瞬間に生きていられたことが、きっとこの先誇らしく思う日がやってくると信じてやまない、そんな一戦だった。
はなしは変わって今週の競馬。
早いもので春のG1戦線もスタート。
今月の私の収支はとても見せられたものではないくらいひどいが、新年度にむけて少しでも収穫を得て終えたいところ。ボートが特にひどいのでね、4月からは少しずつ改善をして行きたい。
3月締めはG1高松宮記念。
まあ言うても30日に常滑現地でボートやるんすけど。
◎レシステンシア
〇グレナディアガーズ
これはもう週中から決めていた。
レシステンシアはスプリント界では安定感が違うし、陣営もできの良さを口にしているくらいだから、馬場と枠を考えても軸に最適感ある。
メイケイエールも悩んだが、一回の好走で制御可能と見るのはちょっと怖い。
グレナディアガーズは元々川田が「別路線になると思う」と言っていた馬だし、調整の過程もバッチリで、例年8枠から1頭来ているが、今年のその枠はこの馬だと思う。
渋った馬場が未知数だけど血統的にこなす素地はある。しっかり仕上げたみたいだし、行き脚もついてくれるといいんだけど……
◎〇のワイドと、◎〇→◎〇→2,4,9,14,17の三連単F
マーチSは◎アナザートゥルース
揉まれにくそうな並びに湿った馬場、しかも得意の中山で走る条件は揃った
〇ヒストリーメイカーは叩いて鞍上強化。こちらも湿った馬場得意で去年の当レースで馬券になった。
▲オメガレインボーは稽古の動き等で強調はできないが中山は良いしこの馬も湿るのはプラスに働く馬。
◎=〇▲=2,4,5,6,12,13の13点に偏りつけて2500円
4月からはこのブログで月頭にどこのレ―ス賭けるかを示して、無駄なきギャンブルを目指します……
いわば最後の無駄となる今回のギャンブル・・・当たってくれ