つい3日ほど前のこと。
燦々と注ぐ陽の光に温もりを感じると、浮気をするなと言わんばかりに粉雪が舞ってきた。冷たく通り抜ける風は、季節はまだ冬だぞと強く声をあげている。
寒さは和らいだと思ったのも束の間、ここ数日はグッと冷え込んでいて、こういう日々には風呂が欠かせないが、ここ半月で2回も、私は風呂の栓を閉め忘れて入浴の機を逸している。確認の怠りとはかくなるものである、と言わんばかりの失態で、これが仕事であったら、もう私の命はなかったであろう。
私のこちらでの日々はというと、漫然と、「職場と家とを行き来する」としか説明ができない。強いて言えばたまにスーパー銭湯行く日が出てくるくらいだ。
仕事に行く先々が違うのが救いで、とはいっても、無限に行き先があるでもなく、2ヶ月にしてもう9割方踏破してしまったから、これから先は未知の場へ歩みを進めるあのワクワクとはしばらくおさらばしなければならなくなっている。
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友人からのLINEは、その友人が仕事の日にだけやってくる。出勤だと朝早く、在宅だとお昼過ぎといった具合に。
他愛もない話に付き合ってもらって、たまに仕事の愚痴を聞いて、聞かせて。
ゆるりとしたこのLINEは、私が東京に勤めていた頃から、気づけばもう半年近く続いている。先方はどう感じているかわからないが、私にとってこのLINEは、あまり変わり映えのないこちらでの日々に彩りを添えてくれる、大切な生活の一部になっている。
大好きな公営競技は、私と同じように曜日の感覚なきまま、日々開催されている。
競馬は中央地方を問わずによく売れ、ボートレースもオールレディースで節間100億を売る時代になり、競輪は少し苦しそうではあるが、何とかしがみついている様子。
社会人になってから競輪をしっかり勉強し始めたが、勉強すればするほど面白い競技で、この面白さが人々にうまく伝わらずにいるのが少しもどかしい。
期待されたオリンピックも、大々的なインパクトを与えるには至らなかった印象がある。数字の上では違うのかもしれないが……
思い返しても、五輪後の脇本は病に苦しみ、新田は特別の決勝で失格し、競技と競輪の両立、その二つの架け橋となるには些かインパクトに欠いたのもまた事実だろう。
競馬の武豊やディープインパクト、ボートレースの峰竜太……どんなに策を弄しても、人々と競技をつなぐ決め手は、いつの日もふらりと出現するスターであるというのは何とも皮肉なことではある。
日本競輪選手養成所121期早期卒業の中野慎詞、太田海也もまた競技と競輪の両立を図る人達で、特に太田はナショナルA入りが決まっているようだし、彼らが新たなスターになるのか、はたまた彗星の如く突如として現れるのか、今後に期待を抱くことしか、今を生きる私にはできない。
(余談だが中野は私と大学が同じで、心の中でちょっと応援している)
かつて友人(先の人とはまた別の)と、少しミッドナイト競輪について話したことがあって、その時に「もしミッドナイトを収益装置として使い続けるなら、せめてF1やるくらいの気概を見せたほうがええやろ」と、何の罪もない友人を捲し立てた事があったのだが、それが遂に現実のものとなった。
私が上のように言ったのは、それが絶対に実現しないと思っていたし、仮に実現しても大した成果はあげられないと思っていたからだ。思ってもやらないだろ!と、ある意味では甘く見て、またある意味では信頼をしていた。
公営競技はエンタメだ。こればかりは蓋を開けてみないとわからない。
が、いち公営ファンとしては、今回のリリースはそれほど喜ばしいものとしては受け取らない。
ミッドナイトが売り上げを保持できているのは、他競技が売らない中で実質的な専売できているからにほかならず、その売り上げの大小は選手の格云々の文脈にはほとんどない。仮にS1を走らせたとて、並のS1では大した訴求効果は得られないだろうし、得られる選手はそもそも乗らないと思われるからだ。何が言いたいかと言うと、端的にそもそもF1でやることによるメリットがそんなにない。劇的なことをやっているように見えてその実は大した効果のない、いうなれば「全自動卵割り機」のような施策だと思う。
昨今の公営競技バブルの中で、一定の売上は見込めるであろうところが、また少し憎らしい。
正直こんなことをやるくらいなら、ミッドナイト9車7R制を試験導入する方が将来を見据えたら絶対にプラスだろうとさえ思う。今はもうミッドにひとを集めるんじゃなくて、ミッドから昼に流す導線を作るのが至上命題であって、そもそも過去に前例がないから「試行」になるのであって……ゴニョゴニョ
【西武園競輪・ミッドナイト】岡部芳幸は30年ぶりのA級「〝モミモミ〟は大変!って若手から教わったよ(笑い)」 (2022年1月6日) - エキサイトニュース
ただ一つ言えるのは、この記事からも判るように、ミッドナイトとモーニングは、ある種A級の職務、言い換えれば、ここを走らなくて良いのはSの特権であると言えるし、そういったことを踏まえた上でのミッドナイトF1の実現は、地味ながら結構な歴史的転換点であるとも言えるのではないか。存続するのかはまた別の話として、だが。
(過去にSミッドシリーズはあったにはあったが、確か黎明期のものであったと記憶している)
ミッドF1は昨今の業界の流れ的にも時間の問題ではあったし、登場は仕方ないとして、私が一番気に入らないのはその試行開催順だ。
これはかなりの小言で、読み飛ばすに値する物言いではあるが、何故「宇都宮→小倉」なのか。
競輪はドラマのスポーツだから、はじまりの地・小倉でスタートするのが筋だろうと、めちゃくちゃな苛立ちを覚えた。調整やら何やら、色々あるんだろうけれども、それでもミッドナイト黎明期には確か前橋と小倉で試行が決定されて、最初の実施場は小倉だった。
「それを言えばボートだって大村が発祥地なのに下関が最初ではないか!」と言われそうだが、ボートと競輪、どちらがドラマを、筋書きを大事にしているかと言ったら圧倒的に後者だろう。
気付く人は気付くレベルでも、ひとつ筋の通った施策の積み重ねでブランディングはなされていくと思っているし、そう信じているから、今回の調整は正直お粗末であったと私個人は断じる。
こんな風に苛立ちを見せていたら、天罰が下ったのだろう、肛門周囲膿瘍が再発してしまった。
2年前の記録。
マジで痛い。今回はこの痛みに耐えながら立ち仕事までこなしたし、なんなら走りもした。
今回のこれは再発で、肛門周囲膿瘍は当然切開で快方に向かったのだが、エコー検査の結果、ついに痔ろうになってしまった。
端的に言えば、膿だまりが管になって残存してしまい、またそこに膿だまりを作りうるうえに、放置すると複雑化して手が付けられなくなり、最悪の場合発がんの可能性まであるらしいから、今回は根治手術に挑む。
その手前段階として、今回は大腸由来の膿瘍でないことを確かめるべく、再びの大腸検査に臨む。
3日後に検査なので、明日から食事制限をすることになる。今日は良いものを食べておくつもり。
下剤を1リットルも飲むの、本当にきついのでみんなも大腸検査するときは覚悟しておいたほうがよろしいですよ。
愚痴の天罰はまだ続いて、本当は休みのはずのあしたも勤務になってしまった。
腹立ちすぎて電話してきた課長にめちゃくちゃ文句を垂れた。どうせ4月からは直属の上じゃなくなるし、そもそも元は9連休作ってた人間に2日も追加入れる方が悪い。
皆さんもね、本心が透けて見えてしまうようなずさんな建前なんて言わないで、怖くても誠心誠意で相手と向き合った方が、将来的にはプラスに働くものなんですよ。少なくとも人と人との交渉は。絶対に。
結局しぶしぶ追加勤務を受諾した。
あしたは何もない日と思っていたら、今年最初の中央G1、フェブラリーステークスの日だった。さらには出資馬の出走も……
イライラもこもってしまうが、予想を久々に書き留めておく。
フェブラリーステークス2022
◎⑥カフェファラオ
典型的な「東京なら走る」馬。去年のパフォーマンスは圧巻だったし、単純な力比べで言ったらこの馬になるはず。
枠で嫌われそうだが、自分より前に行こうとする馬が結構な外だし、これなら被せられずに外に出せるのでは?ましてや鞍上は福永だし……
少なくとも、枠で嫌われて人気を落とすなら旨味しかないのでここを本命に。
○⑬ソリストサンダー
さすがにもう1400は追走から苦しいところがあったし、意外と知られていなさそうだがこの馬は外に馬がいるとダメなクチなので、その意味でも前走はノーカンで良い。
今回は外目の枠で、距離延長。追走はしやすくなるだろうし、マイルは交流G1を勝った条件でもあるから、期待は十分持っていいだろう。
外差し寄りの馬場、湿った砂と条件は昨年の数倍良い。実質ダブル本命みたいな買い方をするつもり。
▲⑯エアスピネル
なんか騙されている気さえするが、距離短縮のエアスピネルは複勝率100パーで、これが100じゃなくなる日までは買おうと思っている。
東京マイルの大外だし、条件としてはいいはず。去年は2着だし、今年も善戦を。
☆⑫ミューチャリー
去年はソリストサンダーより不利なコース取りでソリストサンダーに先着。
7着とは言え、けっこういい走りはしていた。
一気の短縮がどうかも、交流G1で実績を積み上げてきたし、年齢的にも今年にかけるところは大きいはず。船橋大好きな人間としての情も込めて☆を。
△3,5,7,10,14,15
ソダシは早熟の最たるものだと思うし、そもそも中央ダート重賞で牝馬が来た例がほとんどないので消しで。
三連複
◎○=◎○▲☆=印全
34点
ガミらないように散らして合計4000円で
出資馬のルージュアルルは小倉2Rに登場。
そろそろ勝ちあがっておきたいがまだ体ができていない中での重馬場。
滞在でコンディションは良さそうなだけに、今回は一つでも上の着を取りたいところだが……
鞍上は若手が停止食らって津村に。強化なのかはわからんけどまぁ竹之内とかよりはいいだろう。嫌いな騎手ではないし。
できれば勝ってくれ……
さて、まとまらないが、毎回書いているようにこれは日記だから落ちなんてものは無いのだ。小説じゃあるまいし。
恐らく次の更新は三月の頭。
というのも、2月末日に異動内示が出て、私も今の地域内で部署が変わるはずなのだ。実に楽しみでもあり、同時に怖くもある。この部署で今の地区で2年間過ごすことになるから……ある程度めぼしは付いているものの、サプライズ人事がないとも限らないし……いやできればサプライズで行きたい部署があるのでぜひそこに……
次回の更新、悲嘆で始まるか歓喜で始まるか、全ては人事のみぞ知る……