土俵際競馬愛好会

相撲と競馬と銭湯と映画を愛する男の隠れ家的日記

20250614~0615 馬場日記

8連勤中だけど意外と更新できた。

今週の一人暮らし、馬場日記~~(イントロ定まってない)

 

 

 

 

 

ちまちま買ってたら2.6万負けてたけど!高知ファイナルで3.5k投資の約30k回収でトータル400円勝ち。

もう今週までだから……

良くないけど、まぁ頑張りますわ。

 

 

 

東京

土曜

フラットに寄りつつある前残り基調。イン突いたとはいえイブニングタイドでボンヌソワレ相手に足りるどころか押し切ってしまうというのは、馬場の助けがあったのだろうという推測になってしまうのは自然だと思う。

ただ後ろが届かない訳ではない。コーナーロスの分だけインに寄った方がいいのかな?とも思うが、先週の日曜を見るに週中のケアが効いての土曜の馬場なので、おそらく土曜でこれなら日曜はもう少し外差しになるだろう。終盤には雨も相まってみんな外に意識が寄るのではないかな。

 

ダート

前残りの傾向が強め……

先週は土曜にこの傾向を見せておきながら日曜は前が止まるところ見せていたが、よく考えれば前残りだから前に……となった結果前が止まるペースになってしまうという心理的なものもあったかもしれない。

とはいえ明日はこれに雨が加わるとなると、いよいよ止まらないのではないかと見ている。馬場が変わればまた騎手は少し様子みるだろうしね。

明日は芝血統やらスピード自慢の出番かも?

元々明日はそこまで入るつもりなかったが、ちょっと検討はしてみようと思う。

 

日曜

やはり外に寄った。

当座の補修で最初のひと鞍こそ土曜の傾向が続いたが、7Rの条件戦は外差し、9R芦ノ湖特別で露骨にインを開けはじめ、10Rの江ノ島ステークスは終盤のローカルみたいな開け方になっていた。江ノ島ステークスではインを突いたミスタージーティーが見せ場なく敗れているし、7R以降の芝は基本的に内通しがネガティブに働く。

11Rパラダイスステークスのカリボールが最たるところで、芝の良いところの内側の限界を攻めたコーナリングで、膨れている分前とはコーナーで優に2馬身はロスしているが、それを楽々回収できるくらいの差がある。こうなってくるとコース選べる分前に有利に働き、さらにコーナリングが大きくなる分進路求めて脚を使わされる後方勢に逆風となり、結果前前になるというのがパラダイスステークス。ハイペースも相まって後ろは余計に脚が無かった。だからカリボール買えたかと言われると……実際エア予想はフルメタルボディーだったからなぁ。ゴールデンシロップが大きく回らされていたけれど別にそっから伸びていたわけでもない。シャドウフューリーが意外と頑張っていたかな?先行できるメンバー構成になれば……といったところ。

 

 

ダート

結局終日 重 で、先団で決まる競走が目立った。数字としては時計かかる芝くらいは出ていたので、前残りの仕組みとしては開幕の芝と同じ。雨が入って前残り、というのはあっていた。ペース次第で8Rのように後方も出番あるが、インベタ(8R2着④クニノハッピー)と極端溜め(同3着⑧ドラミモン)のように、ロスを押さえて横同ポジより脚を残すか、半端に速いところ追走して脚を削るくらいなら、最後の追い込みに賭けることで脚の収支を合わせるくらいのもの。何にしてもこういう馬場の時は先行集団中団前目からの抜け出しは却って決まりづらい、というのがよく分かる一日だった。

結局東京は芝ばかり見ていてレース予想はしていなかったんだけどね……

阪神

土曜

前残り顕著から始まったが、終盤になるにつれて後ろからもという雰囲気は出て来た。これは東京でも似た現象を見たし、その通りならおそらく明日は後半外差しが決まり始めるはず。

明日の序盤はその場しのぎ補修で前残りの傾向が多少なり残るだろうが、芝レースを6つもやって宝塚記念の頃になれば……という読みでいるが果たして。

予想は以下に。

 

 

ダート

重馬場のセオリー通り総じて速い。

前にしんどいペースになりがちで、先頭から1〜2列後ろの馬が、垂れた先行を吸収する形で伸びて見える展開が目立つ。外伸びに見えるのは垂れた馬を交わしながら追った結果ではないかと見ている。後方からも届かないことはないが、当然最高速度は求められる。

安芸ステークスのエコロアゼルは後続を突き放したしこれは強い。ヒヤシンスは前壊滅だったからね、レースレベルの高さも窺える。次も人気するだろうが注目はしておきたい。

 

日曜

 

ホーム直線、インがダメになった。これは想定通り。9,10と外から伸びてくるのが目に見えて分かる。

一方で7R(1勝クラス)と宝塚記念は逃げ残り。この差は何か。

冒頭に書いた通り直線インがダメになったのは間違いない。逃げが残るかどうかの差は、道中にある。道中での勝負所の設定によって逃げ馬は残れる馬場である、ともいえる。

ラップを見てみよう。

7R(2000m)

12.7-11.3-12.0-12.4-12.4-12.3-12.2-11.9-11.3-12.0

 

9R(1200m)

12.0-10.5-11.0-11.5-12.2-12.3

 

10R(1600m)

12.5-10.7-10.9-11.5-12.0-11.4-11.6-12.0

 

11R(2200m)

12.4-11.0-11.4-12.1-12.2-12.2-11.9-11.9-11.8-11.7-12.5

 

逃げ残りは7と11。共通点は徐々に踏み上げていく形ということ。

 

一見して外差し有利の馬場に見えるから逃がしてもらえるのを逆手に取っているとも言うべき芸術的な逃げで、普通の馬場でも一番きれいな逃げ方、ポジションマージンの取り方とも言える。

要は中盤落として徐々に加速、脚を6~7割くらいに吹かしながら徐々に徐々に踏み上げていく形の逃げであったということ。これによって何が起こるかというと、逃げ馬との距離を開けすぎて直線だけで間に合わなくなるのが先行は一番怖いので、必ずコーナーで追い上げて並びかけようとするわけだが、自然とそこで脚が削がれる形になってしまうのだ。レースラップ上は11.7であっても、そこを捲って1Fで前に出るには11秒前半の脚を使って足りるか足りないかというところ。つまり、自分は徐々に上げているから心肺にも身体にも負荷が少なくスピードに乗っている一方で、後方からの追い上げの負荷は上がるという逃げ馬が願ったり叶ったりの状況が生まれる。追い上げの負荷が高まって外に馬が溜まれば、後方から追い込んでくる馬はそれらをパスしないといけないから逃げ馬にとっては壁ができる。これがユタカの逃げだ。

これが直線芝が悪いレースで決まるのは、直線での加速だけに頼らないから、ということにほかならない。直線は競馬で勝負所にならないことがない。そうなるとどうしても芝は力が加わって剥がれて荒れていく。グリップ力は低下し、加速がつかない……いわゆる伸びない馬場になっていく。それならば直線での勝負に置くウエイトを下げて、ペースアップをグリップの効く他の所で行い、そこで作った距離マージンで直線をしのぐ……そう、凌ぐという言い方に近いと思うが、そうやってゴールを通過するというのがおそらくユタカ逃げの意図するところであると思う。

外差しに意識が向いて、直線勝負でも……と思いがちな開催終盤でよく効く逃げでもあり、有馬記念キタサンブラックを逃げ切らせた逃げもまたこのラップ構成をしている。イメージで言えば競輪に近く、最近であれば北井佑季や新山響平といった先行に近い、踏み上げて寄せ付けない……厳密には踏み上げて「後続の追い上げ負荷を上げて、結果」寄せ付けない逃げが、今回の宝塚記念の「馬場が悪いはずなのに逃げ決着」の正体であると思う。

 

つまり、追い上げが必要になる逃げ馬の後ろの先行勢は脚を使うので必然的に着を落とし、後ろでじっとしていた馬が、そうやって垂れてくる馬を吸収しながら伸びてくるというのが自然な形。なのでジャスティンパレスはうまく乗ったし脚力もあるけれど、展開上は自然な追い込みであり、ベラジオオペラは早めの追い上げから馬場の良いところ通したとはいえよく粘り込んだと思う。かなり強い競馬だった。私はベラジオオペラをそこまで評価していたことがなかったけれど、これは良いレ―スだったし、強かったと思う。評価を改めねばなぁと思った。

 

ダート

 

函館

 

土曜

高速過ぎる……レコードが破られるくらいだからね。

追走バテする可能性があるぶん、後方にもチャンスあるが、何にしてもコーナーロスを極限まで無くさないと道中の巡航スピードが早過ぎてかなり脚を削られる。

逃げた馬が残れているのは一番経済コースを回れているからで、前にいさえすればすればいい訳では無い。逃げ、イン3がゴールデンスポットになりやすいが、まず前提としてインを回るのはかなりかなり重要度が高い。

函館SSはインを回った馬のワンツー。実はこっそり単勝を足していたのだが、見事に破られてしまった。悔しい……

 

 

ダート

こちらも前残り傾向。

人気馬が先行に寄っているのもあると思うが、コース形状的にも仕方ないところなのかなという気持ちも。

インついてロス減らしてどこまで?という感じになってしまう感はある。

 

日曜

 

基本的にイン前は変わらず。

気持ち後ろも届き始めた?というくらい。

メインのゴキゲンサン(2着)もインベタからの差し伸ばしなので、コーナリングのロスを最小限にしないと前後釣り合わないくらいの前有利だと思う。

来週も土曜はウィークデイ・ケアとも呼ぶべきか、馬場造園課による芝補修があるだろうから顕著な前残りは仕方ないだろう。

 

ダート

津軽海峡特別を見ても、早仕掛けの馬が沈んで吸収されて後は4C前にいる馬がそのままなので、前残り傾向は変わらずだと思う。

最終は展開が特殊。

捲りで逃げ馬に負荷かかり、捲りに合わせてそのまま吹かした先行馬が2着、捲りからワンテンポ仕掛けを遅らせた先団寄りの馬が1着、捲りを行かせて脚を溜めていた馬が3着と、捲りの負荷で決まってしまっている。

函館はフラットだからどうしてもこういうことが起こる。馬券的には難しい。

前残り基調、という理解でおきたい。