来年以降の私のためでもあるクラシック展望。
今週も頑張って参りましょう……
皐月賞の傾向
先週に続いて展望号です。
今週も何とかリリースにたどり着けました。もう枠番発表直前??
いや連勤あったんです。なんとか新幹線の車内と移動直前のカフェで仕上げましたよ。EXこだまグリーン早特3、私のように新幹線移動が好きで、こだまでの移動も厭わない人間に大変おすすめ。豊橋での仕事から直接帰郷するのだが、普通に指定席で行くのとEXこだまグリーン早特3でグリーン席にするのとで実に80円しか変わらない。800じゃなく80。普通にグリーンですよ……
実家について翌朝、なんと9時から12時まで停電。トイレも連動して使えなくなり、やむなく近所のカフェへ。いまそこで必死に書いています。
今年は例年と違ってCコース。先週ほどインがダメな馬場ではないはずで、素直に捉えれば大外回しての豪快な差しきりは見られない可能性が高いということになる。
以下のリンクは当ブログで予想を残していた過去年次の皐月賞です。
はずれ。
この年は安い三連複的中も△○◎の順だな……
ここは○☆◎で的中。三連複4190円、何枚持っていたか忘れたけどここは勝ってた。
2021は入社直後で時間がなかった。。サリオス消して2着に来られているあたりが私。
乗替・東西など
騎手
継続:7-6-7-76
乗替:3-4-3-66
勝率、連対率、複勝率、どれを取っても継続が上回る。マイルは最悪ぶっ放しても何とかなっちゃうけど、2000になってくるとペース配分、仕掛けどころに関して鞍上がどれだけ馬とコンタクト取れているかが重要になってくる。ダービーに向けての馬も多い中で、攻められる加減というか具合というか、そのあたりの機微を理解できている方が有利に働くということなのだろう。
ちなみにダービーも継続の方が成績良い。
東西
美浦所属:5-5-3-52
栗東所属:5-5-7-90
珍しく東優勢のレ―スなんですよね。勝率、連対率、複勝率、どれを取っても美浦。
輸送が短い事のアドバンテージが大きいと思う。
一応気には留めたい。
前走距離
今回延長:7-4-7-61
今回短縮:0-0-0-14
同距離:3-6-3-67
延長からの臨戦が圧倒的。同距離は重賞のみ。後述するがホープフルステークスが2-0-0-3、京成杯が1-0-1-5、弥生賞が0-5-2-32.
中長距離はそもそもこの時期の鞍数が少ない事、3歳の王道と言ってもいい距離のマイル前後で頭打ちの馬が向かう距離、というポジションでもあり、あまりレース質が高くないことが多いことによる。
前走レース
ホープフルステークス 2-0-0-3
1着馬:2-0-0-2
2着馬:0-0-0-1
直行はあまり例がないが勝ち馬のみが連勝の権利を持つ、と理解していいだろう。連勝はサートゥルナーリア、コントレイルの2頭。
クロワデュノールはここに続けるのか。マジックサンズはデータブレイカーになれるのか。
共同通信杯 5-0-4-12
1着馬:3-0-2-4
2着馬:2-0-1-3
3着馬:0-0-0-1
4着馬:0-0-0-1
5着馬:0-0-1-2
6着以下:0-0-0-1
1着馬:0-4-0-5
2着馬:0-0-1-7
3着馬:0-0-1-8
4着馬:0-1-0-3
5着以下:0-0-0-9
スプリングS 1-1-2-32
1着馬:0-0-2-6
2着馬:1-1-0-6
3着以下:0-0-0-20
京成杯 1-0-1-5
1着馬:1-0-1-4
2着馬:0-0-0-1
毎日杯 1-0-0-6
1着馬:1-0-0-3
2着馬:0-0-0-1
5着以下:0-0-0-2
若葉S(L・非L合計) 0-1-0-18
ヴェロックスが1着から臨戦した際のみ。
ラップ


意外と前がかりなラップ。折り合い専念とは皐月ではならない。
血統
時間が無いので省略
すみません……
普通にサンデーが良く走ります、くらい。
各馬短評
アロヒアリイ
弥生賞3着による優先出走馬。
新馬はスロー前受、1勝クラスは2000にしては流れて展開有利な位置だったものの一頭末脚鋭い馬がいて2着。ここまで書くとたいしたことないように見えるが弥生賞3着がかなりの好内容。
ミュージアムマイルの捲りをさらにその外から追って、かなり外を回されながら最後はミュージアムマイルに伸び勝った。ミュージアムマイルがこういう末脚のタイプではないとはいえ、ミュージアムマイルに競り勝てたというのはかなり大きい。内外差あるとはいえもっと負荷あったヴィンセンシオを思うとこの馬が抜けて強いということはなさそうだが、これでいてまだ未完成とのことだし、稽古次第では十分狙える馬。馬場傾向にも注意を払いたい所だ。
ヴィンセンシオ
弥生賞の内容は秀逸。逃げてファウストラーゼンの捲りを行かせて2番手。そこから4Cから再加速すると、坂ではファウストラーゼンと間隔を詰めるまで行った強い内容。
今年のCコース替わりで先行馬にも活躍の場面が出てくるとしたら、枠次第ではこの馬にチャンスもある。葉牡丹賞で中団から競馬をしたように、ある程度の自在性はある。
今週はほぼ降水はなさそうで、Cコース替わりなら、葉牡丹賞をレコードで制したスピードと、弥生賞で見せた強靭な先行力が活きる場面も。
エリキング
中山がベストではなさそうという趣旨の川田の泣き?が入ったエリキングは野路菊S、京都2歳を制した3戦3勝馬。京都2歳はホープフル2着から若葉ステークスを勝ってここに臨むジョバンニを下してのもので、スロー寄りとはいえラスト3Fは加速締めだが8頭立て。
野路菊は5頭立て、新馬は下したメンバーレベルに疑問符で、ペース経験、頭数経験共に不足している感はある。クロワデュノールとの物差しで考えると、中山2000のホープフル2着馬のジョバンニが2戦してこの馬に負けているから……とはなるのだが、18頭立てでG1ペース。有力どころとの直接対決がないことなどを考えるとここは信頼を置くのはどうなのか。
カラマティアノス
共同通信杯2着馬。
共同通信杯は1000m60秒ちょうどからゆるやかな加速ラップ。それでいてイン突きからきれいに抜けたにも関わらず勝ち馬には並ぶなり突き放されてしまっては完敗と言うほかない。それ以前の連勝した2戦も、少頭数で内容に特筆すべき箇所はないし、ここで馬券になるのは相当何かないと……
キングスコール
この馬はかなり強いと思う。
スプリングステークスは出遅れ後方。「スローでコーナー外回らされるくらいなら」とバックで捲ると4Cは3番手。鞍上曰くのめっていたという3~4Cをパスして直線、捲った分と馬場の悪い分で伸びはよくなかったが、何とか3着を死守した。落鉄もしていたということで、これが現状精いっぱいではない。馬場の良化は見込める今回は前回以上の走りができる。
そもそも札幌での新馬戦は開幕週でスローとはいえ、11.5-11.7-11.6-11.5と加速していく逃げで押し切り。2〜4着が勝ち上がり、2着馬が阪神JF3着のテリオスララという好メンバー相手の好内容でかなりレベルが高かった。
久しぶりを叩いて今度は良馬場なら、一角崩しがあっても。
クロワデュノール
ホープフルS覇者、3戦3勝。
新馬は良血馬アルレッキーノを壮絶な叩き合いの末に競り落として2・1/2馬身差。
東スポ2歳は1000m60.9からラスト4F12.5-11.3-10.9-11.2の瞬発戦。
これも叩き合いで抜かせず。瞬発力とスピードの持続力が高いレベルで両立している。
ホープフルSはファウストラーゼンの動きに反応して追走して押し切り。2着馬はしっかり前が動き切ってからの仕掛けだがこの馬はすぐ反応して持続ラップとしての押し切り。
ハイペースな展開こそ経験がないが、今回のメンバーに加えて皐月賞という性質を考えると、追走に苦しむラップというのは想像しづらい。
ファウストラーゼンは、捲りはあくまでオプションのひとつというスタンスのようだが、あれだけ結果を出せて、しかも今回は逃げ馬少なめ+うち1頭は距離短縮とくれば、恐らく捲りが出る展開になる。
そうなった時、過去にファウストラーゼンの流れに連動できている、という経験と実績は鞍上の判断の上で必ず良い材料になる。
捲りある展開では鞍上の躊躇ない判断が生死を分けると思っているので、この点も強く評価したい。
いずれにしても、上位の評価。然るべき印を与えたい。
サトノシャイニング
きさらぎ賞馬。
新馬は瞬発戦をしっかりものにし、東京スポーツ杯2歳Sは道中カカりながら追走しながらもクロワデュノールと叩き合い食い下がって3/4馬身差0.1差の2着。しかもこのレース、序盤に落鉄があってかなりの距離を蹄鉄無しで走っていたとのこと。そうなるとかなり話は変わってくる。
カカリ癖はある中で前走のきさらぎ賞では後方からの競馬を意図的に試し、1000m58.7と、馬場と距離を思えば流れたからというのもあるが折り合いをそこまで欠かずに最後はしっかり弾けて12.5-11.6-11.6の持続ラップ。戦略の幅は大きく広がったし、リンクスティップが特殊な馬場とはいえ桜花賞3着に食い込んだのを踏まえてもかなりレベルの高いメンバーの中での強い競馬だった。先週の落馬はあったが鞍上は継続の予定。癖馬だけに継続はかなり大きい。、カカリ癖が改善したわけではない点に注意をしたいが、ラップ傾向でも書いた通り、このレースは意外と流れる。ダービー組はダービーを見据えるが、ここ一発に懸けている組がそれなりに毎年いて、その辺は2400を意識した折り合いではなく淡々と流していくからだと思う。きさらぎ賞もそうだが、今年は京成杯も割と流れていて、逃げ馬こそ少ないが、ペース自体は極端なスローにはならないのではないか?と予想する。馬群で壁を作って競馬をしたいから枠は重要。
何にしても、この馬もかなり上位に評価しないといけない馬だと思う。
ジュタ
若駒ステークス勝ち馬。
榛葉はスロー瞬発戦を4番手から押切。続いて臨んだホープフルSはクロワデュノールをマークするような位置で最後のコーナーを回ってきたが、動き出しも早かったクロワデュノールに突き放される一方。若駒Sは勝ったが少頭数のスロー。弥生賞は捲り展開にしても負けすぎた印象。ミュージアムマイルなどに進路が気持ち狭められたようにも映るが、脚があったら割れるくらいの間隔でもある。今回はまたファウストラーゼンがいるし、弥生賞の上位組も出てくる。ここは印を回す余裕がない。
ジョバンニ
また杉山のエピファネイア産駒……すごいね。
京都2歳と野路菊はいずれもスロー瞬発戦でエリキングに切れ負けたような形。
ホープフルはファウストラーゼンが捲って作った展開をインでじっと我慢して、他が追いかけてきて4C、馬群が横に広がった瞬間を逃さず進路を確保して伸ばした鞍上の好騎乗。コーナーは全てインベタでロスなく運べているし、勝ち馬は外回し、3着が外回しで捲りだったのを思えば、一番省エネできていたと言えるし、外回して差しこんだ4着のジュタくらいの評価、というのが妥当ではなかろうか。結局エリキングもいい意味で言えば未知数だが、相手比較で行くとそこまでな馬なので、そこから類推してもこの皐月賞で席があるかどうか……
ジーティーアダマン
すみれS勝ち馬で2戦2勝馬。
すみれSは開幕馬場で逃げ、有力馬のファイアンクランツは後方、スローで徐々に踏み上げていくレ―スでしかも少頭数。逃げ馬少なくペースには持ち込めそうだが、この馬が作るペースになったらもっと強い馬がゴロゴロいる今回、さすがに馬券上の評価としては……
ドラゴンブースト
正直デイリー杯はそこまでレベルが高いレースではなく、勝ち馬もその後大きな着を並べている。
この馬は朝日杯の内容がよく、イン立ち回って直線外が勝ち筋の馬場でコーナー全てでかなり外を回らされた上、全員直線で死んでいる内を避けて外に向かってくる分進路も脚も削られてしまって、それでも3着と0.5差だった。
京成杯は逆に上手く内を立ち回って、最後の直線に向けて少しずつ外へ。最後は早めに動いた分か、勝ち馬に外から交わされてしまった。鞍上曰く距離は問題ない。今年はCコースで、内枠の優位性が例年よりは高まる。内枠を引けるようなら穴目で一考。
ニシノエージェント
すぐ上のドラゴンブーストを下した京成杯の勝ち馬。
未勝利勝ちまでに5戦を要しているのでそこのあたりは省く。強い相手に強く勝てる馬ならこんな掛からないから。
京成杯は前総崩れ。前半1000mは12.6-10.5-11.9-11.5-11.8で58.3。2頭が後ろをやや離す流れとはいえこれは割と速い。捕まえにいく分第2集団も脚を使うから、後方が結果的に坂を越えられる脚がある分優勢になるというロジックだと思われる。
ニシノエージェントは後方から。追込みの有力どころや人気馬が外を回したらVロードが真ん中に開いて、結果としてロスが相対的に抑えられるコーナリングで馬群のボリュームゾーンを抜けた。早めの仕掛けだったドラゴンブーストが坂で伸び鈍るところを捕えての勝利。3着馬は大外回して迫った馬、4着は第2集団の先行で逃げ2頭を回収した馬ということも踏まえると、ニシノエージェントは完全に展開向いたと言わざるを得ない。Cコース替わりになればなおさら再現性に疑問符が付くし、今回は馬券としては評価しなくていいと考えている。
これ書いていて気付いたけど、大外回して3着来たミニトランザット、強いな……と思ったらチャーチルダウンズC3着だった。あとのまつり。三連単大本線で大儲けできていた可能性あったじゃん……(◎○の馬単の本線的中してた)
余談でした。
ピコチャンブラック
4戦して2勝、スプリングSの勝ち馬。
榛葉はドスローながら加速ラップの逃げ切り。
アイビーSは頭数にしては流れた印象で、マスカレードボールに切れ負けた形。加速ラップを追いすがって0.2差なら内容は良いし、後述するがマスカレードボールは鞍上もコメントした通りの大箱専用機っぽいので、中山なら、という部分はある。
ホープフルでは捲りがあったとはいえそれを行かせて比較的好ポジションから全く伸びず。師が「また一から立て直す」といったように気性的な面もあったのかも。
スプリングSは3番手から。出遅れたキングスコールがポジション上げるのに併せて先頭に躍り出ると気持ち切らさずむしろ着差広げてV。これはスローとはいえ、一度ペース上げてからの踏み直し、ロンスパ戦の競り勝ちでかなり好内容。立て直しは成功したと言える。馬場的に後方が難しかったというのもあるが、以前の内容を踏まえても今の中山なら面白みはありそう。
先行力が武器で、好位からの競馬ができるのは強み。捲りに併せる長い脚もあるし、このメンバー相手に戦える能力は十分ある。ヒモに一考。
ファウストラーゼン
この世代のある意味キーであるといっても過言ではない馬で、弥生賞勝ち馬。
前走後のインタビューにもあったが、ロンスパ戦に強い、レベルの高い心肺機能を持ちながら、一方で瞬発戦になると切れ負けする。トモが緩くスタートダッシュがつかない、とは助手。
ホープフルは接触でスイッチ入った状態、弥生賞はブリンカーも外してちゃんと冷静、というのは大きい差。向こうの土俵でないにしてもミュージアムマイルを押さえての勝利はフロックではないということだろう。捲りはファウストラーゼンにとってあくまでオプション、というスタンスだそうだが、出さないことにはG1では……というところではなかろうか。
ファウストラーゼンの流れを後出しから捕まえられるのはクロワデュノールくらいで、また逃げ手薄で探り合いならこの馬の強みが出る場面があって良い。ハマれば一発、とはこの馬のためにあることばかも。
フクノブルーレイク
スプリングS2着馬。
直線で前にいないと残れない馬場だったのもあるが、キングスコールと捲っていってキングスコールを1・1/3馬身押さえての2着。内容は悪くない。
クラシックは追加登録での出走で、登録料くらいは回収できると踏んでいるのだろう。
陣営も言うようにこの馬はこれからの馬。スプリングSは流れ込めたが、展開のあやでの流れ込みという印象で、過去レースを見返してもここで買う強い材料はなく……
スプリングS、思い付きで競馬して買っていたんだけどなんで買ったのか思い出せない。。。
マスカレードボール
アイビーSはピコチャンの項でも書いたので省略。
共同通信杯はレッドキングリーが相変わらずカカリながら行く後ろ。つられずに堪えられたし、2頭に離されても気性はコントロールが効いていたように、賢い馬だと思う。
直線は外に持ち出して加速ラップを刻んだように、シンプルな強さがある馬という感じがある。中山が良くないコメントが取りざたされているが、東京とかに比べたら、というくらいだと思いたい。ホープフル大敗はレース後に戸崎が「掘れた馬場に足を取られてしまって」とコメントしているし、良馬場でC替わり初週ならまだましなのでは。
とはいえ鞍上はテン乗りの横山武で、最近の武史はテン乗りで考えなしなところがあるのが気になる。ルメールですら出していくとカカッていたシックスペンスを押して出して行ったりね。武史は自信をもって乗ってくれる良い騎手なんだけど、最近は自分を過信しているところがあるように思う。まだルメールにできなくて武史にできることはそうないでしょ。
戸崎のコメントを見ていると割と癖っぽいこの馬に武史を乗せるのは、あまりいい未来が見えない。上述のシックスペンスみたいなこと平気でするからね。武史の言う通りで東京みたいな大箱、直近で言えばダービーで良さそうな馬なのは確かで、後方からも競馬ができるここは、無理に先団にこだわらずに中団から脚を測る競馬になるのでは。このレベルの馬をこのタイミングで乗せるのは、大抵ダービーとセットにする腹積もりは少なからずあるだろうし……賞金で絶対出られるからね。。。
ひとまず馬券としては無しにした方がオッズとして面白味がありそう。
マジックサンズ
前走はレース後に橈側手根骨骨折で休養していて、ホープフルもその影響がないとは言えないしノーカン。札幌2歳はアルマヴェローチェとファイアンクランツを下しての勝利、新馬も2~4着が勝ち上がりと悪くないのだが、いかんせん牡馬の主力どころと対戦がなく、また良馬場で締まったペースもまともに経験していない。骨折明けなら素直にここは馬券的評価はせず、次走以降へむけてこの皐月賞で評価を定めていくのが正しい向き合い方なのではないかと思っている。
ミュージアムマイル
2勝馬、朝日杯フューチュリティステークス2着馬。
朝日杯では距離が短いであろうことは言われていて、スロー瞬発戦になったことで展開面で恩恵を受けたのは確かだが、それでもアドマイヤズームが仕上がり途上でチャーチルダウンズCで2着したように弱い馬で勝てるレ―スではなかった。
この馬の強みはロンスパ。前走は後方からになってファウストラーゼンの動きに対して一気にふかし上げて追う形になっていて、全く自分の形で競馬をしていない。それでいて4着は、基礎能力の高さの証左だろう。理想はちゃんと初手からある程度のポジションを取って、ファウストラーゼンを行かせてふかしていく形なのではないか。弥生賞を叩いた上積みはありそうだし、鞍上は好調の名手モレイラ。力を出し切れれば当然ここでやれる力はある。まだクロワデュノールと対戦がないのも面白い。力勝負が見たい。
ローランドバローズ
若葉S2着から。