土俵際競馬愛好会

相撲と競馬と銭湯と映画を愛する男の隠れ家的日記

一人暮らし日記361日目~マイルチャンピオンシップ2022・東スポ杯2歳ステークス2022-『すずめの戸締まり』を観ました-

最近の私は「社労士の勉強」「麻雀」「競馬」「仕事」の4本だけでおおよそ成り立っていて、全部について「時間足らないなぁ……」となっている訳だが、時間を与えられすぎると全部中途半端になってしまう性分だから、ちょうど良いのかもしれない。

尻がほぼ治ってから、競馬が当たらないこと以外はめちゃくちゃ充実感を覚えているので、この調子で行きたいな〜と、いつになく心軽やかな一人暮らしは2度目の冬の入り口、361日目の記録。

 

こんしゅうのわたし

実は今回が記念すべき250本目のブログ。何度か整理で消してたりするけど、節めっちゃ節目なので一応書いておくが、前回更新からの一週間、実は月曜を除いて全部労働してるのでまたしても書くことがない……

 

その唯一の休みとなる月曜は10:00~11:00整体→12:15『すずめの戸締り』→17:00肛門科の定期診察

とかなりハードな一日に。5連休みたいなクソデカ連休があるとしわ寄せで7日間の内6日間労働みたいな日が出てくるので、一長一短といった感はある。

 

観てきた『すずめの戸締り』について。(ネタバレはほぼ無いです)

 

新海誠作品、新作来るとなんか見たくなってしまうのでもう売り手の思う壺なんだろうなコレ……と思いつつ、今作も観てしまった。

愛知で行けそうなTOHOシネマズの中で、唯一音響とかの設備が良いTOHOシネマズ赤池で観た。実はBOXシートアリのスクリーンを持っていて、わが故郷のららぽーとTOKYO-BAYのTOHOシネマズより進んでいる。しかも半券でお得なサービスを受けられるので、愛知在住の方はぜひ鑑賞を検討されたし。

今回はちょうどポイントもたまっていたので、鑑賞料はポイントで、プラスしてプレミアボックスシートで……

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ネタバレを回避して書くと抽象的なところだけになってしまうが、ひとことで纏めるならシンプルに話の作り方が巧かったように思う。

これは『天気の子』や『君の名は。』にも言えることだが、ファンタジーとリアルの境界が実にいい塩梅だ。適度な没入感がある。

特に現実の地理・歴史に、いかにもありそうな民俗伝承をはめ込む(あるいは既存の伝承を物語にはめ込む・加工する)のが物凄く巧みだ。

ジブリもこの手の歴史や民俗・風俗の伝承については主に宮崎駿が大変な勉強をしていて、それを作品に反映する技巧というのはここで述べるまでもないほどのものであったが、新海誠もまたこの手の知識は相当深いように思う。この作品の核心に触れないネタバレとして赦してほしいが、例えばこの作中に登場する「後ろ戸」は、作中の特徴を鑑みるに、古典芸能、恐らく能にそのアイデアの源泉を求めていると思う。「後ろ戸」について私の記憶が確かなら、だが……(思い返せば『君の名は。』だって元はとりかえばや物語だ。)

さて、歴史風俗を巧みに織り込んでいたジブリは、こと地理においては、モデルとなった土地こそ存在するがあくまでそれはイコールではないというスタンスだった。ジブリはモデルっぽいところが聖地になっているが、そのどれもが公認ではない)

一方で新海作品は、ジブリとは対照的に、実在の土地を舞台としたうえで伝承的要素、ファンタジーを盛り込んでいる。土地に限らず、例えば街のビルや食品に至るまで、大抵のものが権利的にクリアされていて実際に我々の世界で見たことのある者があふれているのも新海作品の特徴だ。

(本筋とは逸れるが、平たく言えば聖地巡礼であるコンテンツツーリズム的観点で言うと、ジブリよりも新海作品のほうが圧倒的にそれとの親和性が高い。行くべき場所が実際にあるというのは、目的地と動機を必要とする観光行動には当然に必要だからだ。インフルエンサーなんて者が出るほど、一般人にさえ人を動かす力を持ちうる現代において、目的地と動機があって、あとは誰かが火をつけるだけ!という新海作品のような作品は、コンテンツツーリングを喚起するには格好の作品と言えるだろう)

 

あまり新海作品をよく見ていないのであんまり知った口をきくと反論が飛んできてしまうこと請け合いだが、恐らく『君の名は。』以降、すなわち東宝配給の新海作品でこの手法は取られている。

個人的に、細田守作品と新海作品のポストジブリ争いにおける差はここにあると思っていて、没入感・共感の点において、ストーリーそれ自体のフィクションに加えて現実の地理的・歴史的要素がある分、新海作品にはフックとなるところが多い、ということは、作品の受け入れられ方、延いては興行的な成功に至るまで大きな影響があるのではないだろうか。昨今は非現実を求めて映画を鑑賞するのが専らという流れにあって矛盾するようだが、ちょうどスイカに塩をひとつまみすると甘みが増すのと同じように、適度な現実味がその没入感、延いては満足感を高めるのではないか。

その没入感を持った新海作品の描く世界は、かつてのジブリの系譜を継ぐ作品世界として、あの頃より遥かに未知、想像の余白の減ったこの現代にあって、ちょうどいい身近さなのかもしれない。やや寂しいことではあるけれども。

(まぁ細田作品は脚本が致命的で細田のオナニーなんじゃないかと思う瞬間すらあるから、当然上で述べたところだけが分かつものではないのだが……)(こう書いて改めて、現実世界との接点という分かりやすいフックもない純然たるファンタジーを舞台にメッセージを乗せたアニメ映画として、質的にも興行的にも抜群のレベルで成立させていたスタジオジブリの偉大さと異常さを逆説的に痛感させられる……)

 

現実の成分とフィクション(ファンタジー)の成分は、混ぜ方を間違えるとクサくなるというか、クドくなるしシラけてしまうから、その点での新海誠のバランス感覚は光るものがあるのは間違いない。こういう、ジャンルとしては王道なファンタジーを書くにあたって、下手したらジブリの前例から「こういう話の作り方をしたら面白く思うんでしょ」みたいなことまである程度計算してロジカルに書いているのかなとすら思える。自分の好きなものを書いたら書いたで一定の層には受けるし、既に王道ヒットメーカーとしても実績を作っている新海誠は、実は思っていたよりずっとずっとすごい作家だったのかもしれないなと今回の鑑賞を通じて感じた。

 

あと個人的に良いと思ったのは、よくわからんタイミングでのRADの挿入が無くなったこと。特に『天気の子』は、くっせぇタイミングで野田洋次郎が入って来て吐きそうになったのを今でも覚えている。

東宝の新海作品はRADのアニメMVだとまで思っていた(個人の感想です)が、今回はクレジット見るまでRADの存在に気づかなかった。またRADなのかよ!とはなったが。

でもこの音楽の作り手の方が表舞台に出過ぎないということは、冗談抜きで私としてはめちゃくちゃ大事だと思っていて、蓋を開けてみれば「え、あの有名な人が作ってたの?」となるのが作品として理想的な形だと思う。あくまで音楽はここでは映画を盛り上げる脇役だし、音楽を聴くために足を運ぶならコンサート行ってくださいというのが私の考え。当然、数字が求められる世界にあってこんなのは理想論に過ぎないのは百も承知だが、結果として見た後に名作だったなとなったり、、後世で良作でしたねといって振り返られたりするのは、大抵、主題歌のアーティストで釣るような作品ではないだろう。主題歌が映画のおかげで有名になる形はあって自然だが、その逆はあまり健全ではないと思う。

ここ数作品は主題歌に救われている細田作品(個人の感想です)との違いはここにもあるなと感じた。

 

sumo-to-keiba.hatenadiary.jp

どんなこと書いたか覚えてないけど、4年前(!)の主題歌についてかいたブログ。当時は今より映画見ていたのでまともなこと書いているかもしれない。↓の『ペンギン*ハイウェイ』のブログには及ばないけれども。

 

sumo-to-keiba.hatenadiary.jp

 

もう一回観ることはないと思うけれど、総じて良い映画体験でした。

 

今週から11月も中盤から終盤へ。

競輪もボートレースもグランプリ出場権争いが大詰め。

 

競輪は大勢決したかに思えるが、競輪祭の優勝者次第では清水裕友が陥落の可能性がある。

後期はビッグで落車が続いた山田は、F1優勝で賞金を少しでも上積みして小倉に臨む。

昨年の優勝の3倍にもなる、6回の優勝を果たした今年。清水が優出できず、山田優出2着以上なら逆転グランプリもある。競輪祭も目が離せない。

グランプリにはほぼ関係ないが守澤さんがしれっと1億円プレーヤーになってた。すげぇな。

 

ボートはチャレンジカップが残っているが、18位と19位で太田和美中島孝平が20万円差で競っていて最後の最後までわからない。

歴史的快挙を果たした遠藤エミは当確、ボートレース史をまだ塗り替えていく事になりそう。

 

ただ私がお金賭けるのは競馬なのでね。

先週も大敗して久々に見る負け額を月前半にして叩き出している。流石にまずいのでそろそろ当てたい。富山から、愛を込めて……

 

以下富山に来てからの写真。

 

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富山入り初日は、所属時から決まって駅中に入ってる「つくし」と決まっている。田所商店より美味いかと言われると微妙だが、十分美味しい。
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後輩2人を連れて、回転すし「祭囃子」へ。ここは私が富山に所属したばかりの頃、先輩に連れられてきたお店。私は先輩に御馳走になるとき結構注文をためらってしまうタイプだが、みんな結構しっかり頼んでいて安心した。それでいて会計も結構安く上がった。美味しかったし安いしでいい事しかない。写真は白身5貫盛り。
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寿司から戻った後は環水公園のスタバへ。めちゃくちゃキレイということで有名な店舗。友人から誕生日に貰ったフードチケットが今月末で期限切れを迎えるため、ここで購入。後輩たちとは仲良くやっていけそうだけど、向こうはどう思っているかしら……

こんしゅうのけいば

 

日曜阪神11R マイルチャンピオンシップ(GⅠ) 

前走のあれこれ

主なところをピック。

富士ステークス(G3時代込み) 2-3-1-36(14.3%)

1着馬:0-1-1-3(50%)

2着馬:0-1-0-6(16.7%)

3着馬:0-0-0-6

4着馬:0-0-1-6(14.3%)

5着馬:1-1-0-5(28.6%)

※どちらもペルシアンナイト

6着以下:1-0-0-19(5%)

※前走上がり

1位馬:0-0-0-5

2位馬:0-0-0-5

3位馬:0-2-0-4

4位以下:2-1-2-29

 

 

毎日王冠 2-1-2-19(20.8%)

1着馬:0-1-0-3(25%)

2着馬:1-0-0-1(25%)

3着馬:1-0-0-1(25%)

4着馬:0-0-1-2(33.3%)

5着馬:0-0-1-3(25%)

6着以下:0-0-0-9

※上がり1位の馬 1-1-0-2(50%)

 

スワンステークス 0-4-2-33(15.4%)

1着馬:0-1-1-7(22.2%)

2着馬:0-2-0-4(33.3%)

3着馬:0-1-1-3(40%)

4着馬:0-0-0-3

5着馬:0-0-0-3

6着以下:0-0-0-13

 

 

近10年・前走距離

今回が延長:2-4-2-40(16.7%)

短縮:5-2-6-44(22.8%)

同距離:3-4-2-61(12.9%)

 

 

スプリンター組は連対条件ではあったが、例も少なく……グランアレグリアとかの名馬との比較になってくるが、シュネルマイスターは果たしてその域にあるのかというのが焦点になりそう。

レースラップ

安田記念 近5年ラップ



 

マイルCS 近5年ラップ

注目は3F目~5F目。コースの特徴も大きな理由だが、安田記念が11秒台で流れ続けるのに対し、マイルCSは一瞬緩んで息が入る場面がある。

それに伴って、マイルCSのラストはスパッと切れが求められるようなラップになっている。

富士ステークスの上がり使えた組が善戦できていないのは、こうしたレースの質の差によるものだろう。実際富士ステークス組はその富士ステークスで上がり3位以下だった馬しか馬券に絡めていない。富士から回収するなら東京で追走に脚を使っていた馬を回収するのがこのレースで良い配当の馬券を導くカギになりそう。

 

毎日王冠 近5年

毎日王冠は東京っぽい流れ方はするものの、末脚はマイルCSに繋がるものがあるのがこのグラフを見てもわかる。今年はそこまでラスト偏重ではないが、それでも短縮も加味すればマイルCSにはつながって良い内容だ。

 

 

 

 

ジャスティンカフェ

〇サリオス

▲シュネルマイスター

☆ソダシ

マテンロウオリオン、ウインカーネリアン、セリフォス、ソウルラッシュ、ダノンスコーピオ

 

連勝してOP入りを果たした距離であるマイルに短縮で臨めるジャスティンカフェは、前走の内容を見ても、今回の追切を見ても充実期に入ったと言っていいのではないか。

福永も「この馬はもっと良くなる」と太鼓判を押していたし、その福永が継続騎乗なのも心強い。安定して末脚を繰りだせる馬で、馬場の傾向的にも道さえ開けば……という感じになりそう。人気も良い感じで、オッズ的にも馬券は成り立ちそう。

 

〇サリオスは◎を破った前走の末脚が圧巻。正直安田記念が天井だと思っていたが、そんなことはなかった。G1勝ちの舞台と鞍上、追切はそこまで詳しくないが堀厩舎っぽくないな~とは思うが、良い動きではあるので好走しても驚かない。

 

▲シュネルマイスタースプリンターズS組。前走速いところを経験させて、マイルで一列前で競馬をさせたいという意図でのもので、大目標はここだったようなので3番手には評価したい。やはりマイルでの実力は現役でも当然上位に入ってくる馬だし、ここでルメールに戻してきたというのは陣営も勝負に出ている感じが伝わってくる。延長ローテはデータ的に歓迎ではないが、力でどこまで。

 

☆ソダシは前走のようなラップで行けるならマイルCSでもチャンスがあっていいが、1人気はやりすぎな気も……

ワンターンのマイルは良いし、この舞台はG1勝ちのある舞台でもあるから、当然期待は集まる。

 

馬券は◎=〇▲☆=印全の三連複で。ジャスティンカフェの人気的にもオッズは良い具合になると見ている。

 

 

 

土曜東京11R 東スポ杯2歳ステークス

 

火曜日のバス移動中、トンネルで電波が無く麻雀できない区間があって、その区間でターゲット叩いていたら時間ができたのでこっちのレースも軽くデータを。

前走レース

新馬 4-3-2-20(31.0%)

2着との差

1秒以上:1-0-0-1

0.6〜0.9 : 0-0-0-5

0.3〜0.5 : 2-0-0-2(50%)

0.1〜0.2 : 1-3-1-9(35.7%)

タイム差無: 0-0-1-4(20%)

上がり3F

1位: 3-2-2-11(38.9%)

2位:1-0-0-4(20%)

3位:0-1-0-2(33.3%)

 

 

札幌2歳S 2-0-0-4(33.3%)

絡んだのはいずれも札幌2歳S勝ち馬。

 

未勝利0-2-3-19(20.8%)

前走1人気:0-2-2-8(33.3%)

2人気:0-0-1-4(20%)

これ以下は絡み無し。

 

前走ダートで挑んだ馬は2頭で、いずれも圏外(16年エルデュクラージュ6人気8着、20年トーセンジャック10人気10着)

 

◎ガストリック

〇フェイト

△ハーツコンチェルト、ダノンザタイガー、タイセイクラージュ

 

物見がひどかったという前走も、メンバー中唯一の上がり33秒台でまとめた◎ガストリックは、2戦目で慣れも見込めるし期待してい良い素材。Cコース替わり初日の馬場で内枠なのも良い。

〇フェイトは素材だけなら後々の活躍を期待しないわけには……という馬だと思うが、一抹の不安残る最終追い切りで、本命の予定を一段下げた。それでもいい馬には変わりないので、好走期待。

この2頭軸の三連単マルチで。

 

今週のPOG・一口

 

東サラは2・3歳に更新。

ラグラスは次回阪神の2〜3週目あたりのデビューとのこと。末が相変わらず切れないし、ダートも視野とのことで……そりゃ芝で走ってくれたらありがたいしそのつもりで出資したが、デビューしてくれれば何でも良いな〜という気持ち。切れないなら仕方ない。

 

アルルトレッドミルをメニューから外して騎乗運動中心に。まだゆったりペースらしいが、それでも背腰に痛みが出ていないのは何より。

少しずつペース上げてここから来年頭とかに復帰できたら良いな……

 

POGはサークルPOGで2頭出走。

土曜東京3Rのダグフォース、日曜東京8R赤松賞・コンクシェル。

ダグフォースはもうここで勝ち上がり決まるでしょって馬だと思うので期待は大きい。

コンクシェルも良い勝ち上がり方。ここも良い走りができれば先々も楽しみになるので良い結果を期待したい。