土俵際競馬愛好会

相撲と競馬と銭湯と映画を愛する男の隠れ家的日記

一人暮らし日記~186日目~東京優駿(日本ダービー)2022

今年もこの時がやって来た。

日本ダービーである。

このブログに残っている限りで3回目、競馬を始めてからは4回目のダービーになる。

 

 

今年のダービー前夜は仕事で埋まった。

去年は実家の自室、一昨年はミュージカルの動画編集に追われながら、3年前・4年前は国技館のバイトを終えてから府中へ直行していた。

 

かれこれ2年目の社会人生活を迎えているが、住む場所こそ変わったものの、望んだ業界の片隅で職を得て食い繋げているというのはとても幸せなことだと、今この日を迎えて改めて思っている。

同時に、私が身を置く業界も他人事ではないのだが、このコロナパンデミックにあって、何事もないかのように娯楽として競馬が供されているというのは、ひとえに関係者各位の尽力あってのもので、ファンがこのダービーデイをワクワクしながら迎えられているのは当然ではないということを、改めてここに書くことで自分の胸に刻んでおきたい。

2年前のコロナ最初期には、まさかここまで長期化するとは思っても見なかった、と毎年のように言っているが、改めて自分のダービーの記憶を辿ってみると、府中へ足を運ぶことがかつてのような自由にはできないということの寂しさがこみあげてくる。

しかし、ダービーは悲しみを以て迎えるものではない。

この日を今年も迎えられた喜びをかみしめ、いつも以上の熱量と期待で発走を、レースを、見届けなくてはならない。

 

さて、ダービーはデータもそうだが筋書きを頭の中で思い浮かべながら予想するようにしている。まぁそれで当たってはいないのだけれど、しかしそれでもダービーは獲るべき馬が獲るべくして獲ると思っているので、そういったロマンの面も楽しみながら、このレースは予想をしていきたい。

さぁ、今年のドラマはどのようになるのか、今年の栄冠は、どの人馬の上に輝くのか。

 

 

 

東京優駿日本ダービー)2022

数字は断りなき限り10年

パーセンテージは基本的に複勝

 

騎手

このデータについては近3年を用いる。

1位はルメールの22-18-6-20(69.7%)

この人の凄いところはこの数字の内8枠が5-4-1-2(83.3%。勝率で33.3)であるところで、このコースの勝ち方を分かっていると言っても過言ではない。当然人気馬に多く乗っているというのはあるが、それでも複勝回収率は100を超えている。

今回引き合いに川田を出すが、川田は2-3-4-13(40.9%、勝率9.1)で、圧倒的に勝ち切れない。うまくデータを引けなかったので単なる感想だが、脚を溜めて溜めてはじけさせる!という競馬を川田はこのコース出させたがるイメージがある。前走で差されていれば尚更そうしそう。馬場的なコース不利があったからと言って、ダノンベルーガにすべてをぶっこ抜く脚を期待するのは……というのが個人的な意見なので、あまりここで騎手的に強く推すようなことはできない。

武豊氏は1-2-1-19(17.4%)でどうしようもない感あるが、まぁ近年は馬質も……というところで大目に見たい。今日は特に、私はデータ派を騙ったロマン派だからね。

 

前走着

前走1着:4-5-4-32(28.9%)

2着:2-2-2-29(17.1%)

3着:1-2-1-10(28.6%)

4着:1-0-0-8(11.1%)

5着:1-0-0-8(11.1%)

6〜9着:1-1-3-28(15.2%)

10着以下:0-0-0-32(0%)

 

大敗厳禁という感じ

 

 

前走レ―ス

皐月賞:7-8-5-66(23.3%)

京都新聞杯:2-1-1-19(17.4%)

毎日杯:1-0-0-5(16.7%)

青葉賞:0-1-3-19(17.4%)

プリンシパルS:0-0-1-5(16.7%)

 

皐月賞の詳細データ

皐月賞1着:2-3-1-4(60%)

2着:1-2-1-6(40%)

3着:1-2-1-5(44.4%)

4着:1-0-0-6(14.3%)

5着:1-0-0-7(12.5%)

6着~9着:1-1-2-17(19.0%)

10以下は馬券絡みなし

皐月賞3着以内かつ上がり最速:3-0-0-3(50%)

 

結局皐月賞組が複勝率としては一番よく、大敗していなければ東京替わりのチャンスは見てよさそう。

枠番

1枠: 3-2-1-14(30%)

2枠: 1-1-2-16(20%)

3枠: 1-0-1-18(10%)

4枠: 0-2-1-16(15.8%)

5枠: 2-1-0-17(15%)

6枠: 1-3-2-14(30%)

7枠: 1-1-2-25(13.8%)

8枠: 1-0-1-28(6.7%)

 

1〜4枠: 5-5-5-64(19.0%)

5〜8枠: 5-5-5-84(15.2%)

 

内枠優位ではあるが、思ったよりも外からも絡んでいるのがミソ。大外は難しい枠ではあるが、桃以外は満遍なくチャンスがありそう。

 

 

人気

1人気: 3-2-2-3(70%)

2人気: 1-2-1-6(40%)

3人気: 3-3-1-3(70%)

4人気: 1-1-0-8(20%)

5人気: 1-2-0-7(30%)

6人気以下: 1-0-6-121(5.5%)

 

人気馬から素直に、というのがダービーの鉄則と言えそうなデータ。

 

予想

◎ドウデュース

○イクイノックス

 

武豊vsルメールの戦いは、このルメール時代にあってはそこそこ目にする機会があるわけだが、このダービーでの戦いもまた、2頭と2人の歴史に刻まれていくのではないか?もとい、刻まれてほしいという希望がある。

 

ドウデュースの父、ハーツクライは鞍上ルメール有馬記念を制し、その時の2着は武豊ディープインパクトだった。

イクイノックスの父、キタサンブラック武豊を背に有馬記念に臨み、惜しくも2着。その時の勝ち馬はサトノダイヤモンド、鞍上はルメールであった。

まぁだから何だと言われたらそこまでなのだが、この2頭には、その背にまたがる騎手の激闘の歴史が遺伝子に刻まれている。そして今回のこの戦いは、かつてそれぞれの父にまたがった騎手が、それぞれ入れ替わる形で相見える

確かに、かつてのその激闘の舞台として、大半が真っ先に思い浮かべるのはダービーでないかもしれないが、今日このダービーが、この2頭のこれからを、あるいは後になってこの2頭を語る上での重要な1ページに、そして豊とルメール、日本競馬の歴史を紡ぐ2人の騎手の、後世また振り返られる1ページになるのではないか。いや、なって欲しい。

そういった思いでこの二頭に印を打った。

 

武豊はかつてディープに見たあの末脚を、ここまでのキャリアでドウデュースに重ねているように思う。

皐月賞は差し切るにこそ至らなかったが、あの大外回しは力を信頼してのものだろう。

仕掛けどころの難しそうな馬だが、だからこそ、ここまで人馬で重ねてきたキャリアは生きる。

 

イクイノックスは今回がまだ4戦目。

浅いキャリアで皐月賞をあれだけ戦えたのは力のある証拠。父はキャリアを重ねるほどに強さを増した。ルメールもこの馬でのダービーへの意識を度々口にしているし、距離も大丈夫なのだろう。

キタサンブラックにはライバルの鞍上として対峙したルメールだが、今回はその仔の背の上で先頭でのゴールを目指す。

 

印の上下は枠の内外と、何より個人的な心情。

あれだけ脚を測った豊がルメールや他の馬に差されるよりも、

「あぁ、武豊はやっぱり日本競馬の先頭を行く騎手なのだ」と感じたい。

今の武豊にかつての輝きはなくとも、その時を待ち、その時のためにやれる事を積み重ねた武豊が、突き抜けていくその姿を見たい。

 

もう理由はほぼこれだけ。

 

一応他の印は以下の通り。

▲ダノンベルーガ

☆オニャンコポン

△ジオグリフ

△アスクビクターモア

△アスクワイルドモア

ジャスティンロック

 

 

 

おまけ:目黒記念2022

 

目黒記念近5年

序盤に少し締まった後はその後は少し緩んでそのままペースがキープするようなラップが例年。一つラストが下に飛び出ている去年は道中が極端に緩かったイレギュラー戦だったと言えそう。

 

 

 

前走項目

 

距離

延長:7-7-6-97(17.1%)

短縮:2-2-3-29(19.4%)

延長の方が相対的に大量な分、絡んでいる絶対数は延長組だが、割合で言えば短縮組。

 

クラス

3勝クラス:2-1-0-21(12.5%)

OP(L含):3-6-4-53(19.7%)

G3:3-0-1-13(23.5%)

G2:1-2-2-30(14.3%)

G1:1-1-3-18(21.7%)

割合としてはハンデも手ごろになりやすいG3で良い走りした組か?という感じ。

レ―ス

みんなまちまちだが、大阪ーハンブルクカップが2-2-0-7で36.4%と出色。

連対で1-2-0-2で60%なので一考の価値はある

 

 

 

 

枠番・人気・ハンデ

 

人気

1人気:2-2-2-4(60%)以外はかなりばらけていて、8人気:3-0-1-6(40%)が少し目立つくらい。どこからでも入れそう。

 

枠番

1枠:1-2-1-15(21.1%)

2枠:2-2-2-13(31.6%)

3枠:2-1-1-15(21.1%)

4枠:0-2-1-17(15%)

5枠:0-2-2-16(20%)

6枠:1-0-3-16(20%)

7枠:4-0-0-22(15.4%)

8枠:0-1-0-25(3.8%)

 

1~4枠:5-7-5-60(22.1%)

5~8枠:5-3-5-79(14.1%)

 

8枠がほぼ死に枠、7枠が勝ちこそ多いが極端。

内外で言えば内優勢と言えそうな複勝率の差。基本は内から狙っていきたい。

 

ハンデ

~51Kg:絡みなし

51.5~53:1-0-1-12(14.3%)

53.5~55:5-6-4-66(18.5%)

・54Kg:4-1-3-34(19.0%)

55.5~57:3-4-3-36(21.7%)

・57Kg:2-1-0-7(30%)

57.5~59:1-0-2-17(15%)

・58Kg:1-0-1-4(33.3%)

 

 

 

色々書いていたらもう昼前になってしまった。

今年もいいダービーになりますように。