土俵際競馬愛好会

相撲と競馬と銭湯と映画を愛する男の隠れ家的日記

一人暮らし日記~137日目~桜花賞2022・尻を切り開く魂―フロンティア・スピリッツ―

土曜のギャンブルは宮島優勝戦と高知ファイナル。

宮島は準優で船岡がいいのは分かっていたのに船岡から攻められなかった痛恨のレース。

馬場凹むなよというレースでもあったが、いやはや悔しい結果に。

高知は書き終えた時点でまだ結果出ず。何とかなってほしいところ。

 

 

今週の出来事を前書きで書いたら長くなりすぎたので目次をつけます。

 

前置き~今週の私:痔瘻手術

今週の私的一大ニュースは、やはり痔瘻根治手術だろう。

 

手術前日、大阪杯を外して手術費用の工面に失敗した私は、失意の中で下剤を飲んだ。

初めてのマスク麻酔と仙骨麻酔があることもあって、緊張は20余年の生涯で三指に入るほどに達していたと言っていい。

 

当日の朝はおだやかで、手術日は12時15分までに来院するよう言われていたから、ゆっくりと起き、ゆっくりと身支度を整えてその時を待った。

 

 

病院へと赴くと、まず手術着に着替えた。紙パンツを履くと言われてはいたが、実際のそれはおむつそのものだった。22,3年ぶりになろうかという紙おむつ。何も知らないあの頃の私の方が、今の恐怖の前ではかえってよく適応したかもしれないな、とかバカなことを考えていたら、あれよあれよと血圧を測られて抗生剤の点滴を打たれていた。

 

私が通っている肛門科は診療スタイルが独特で、体操座りを後ろに転がしたような(まんぐり返しとか言わない!!)体勢で診察を受けるのだが、今回は手術ということもあってか、うつ伏せでの施術を受けた。

まず意識が飛ばない仙骨の麻酔から打たれたのだが、これが鈍い感じで、内側から何か異物がずしんと来るような、それでいて何かを刷り切られるようなそういう得も言われぬ痛みで、「ぅぅうん……痛い……です……」と呻いたが、「そういうもんなんだよね~ごめんね~」と、私とは対照的な軽やかな返事がきた。他人事だと思って……この医者先生は……!!

これが効き始めて、腰から下の感覚がなくなると、ついにマスク麻酔。

酸素吸入しますね~と言われてはめられたマスク、あれが麻酔だったのか?詳細は分からないが吸入と同時に意識が遠のき始めた。

ぼやけて混濁する意識の中で、「あ~おしりの毛すごいね~」とか言われたもんだから、消え入りそうな声で「ェ…ァ…すみません……」と謝罪すると、「いやいいんだけどね、毛が生えててもね、でもこれ良く見えないからなぁ、剃りますね~」

確かに23年間童貞でやらしてもらって、人様にそんなとこ見られる機会には恵まれてなかったからn……

 

 

・・・・・・

私の術前の記憶はここで途絶えている。

・・・・・・

 

 

 

術後、目が覚めると私はまた着替えたりしていた場所のベッドに横たえられていて、RPGの主人公がごとく「ここは……?」みたいになっていた。

まぁ病院だし転生もしていないし、三匹のポケモンから一匹を選んだりもしていないのだが、唯一目覚めてから変わったこと、それは尻が切られていたということである。

 

今回の手術は、肛門周囲膿瘍(リンク参照・上が二年前、下が2か月半前)によって出来た膿溜まりの跡がトンネル(瘻管・ろうかんと呼ぶ)として残存して、さながら膿の通り道(まっくろくろすけ!!)となっていたものを取り除こうというもの。

これを残しておくと、また同じ個所に膿が溜まり、また熱出して痛みで動けなくなって切開して…という負のループに長期的に陥ってしまう。

sumo-to-keiba.hatenadiary.jp

 

sumo-to-keiba.hatenadiary.jp

 

負のループにハマるのは避けたい一心ではあったが、初めてこれになった2年半前、再発は5割と言われたので、再発しないっしょ!と高をくくっていたら再発してしまったので、もうさすがに無理だなと観念し、今回手術を受けた。

 

 

私の場合は再発組な上に瘻管が比較的複雑なタイプだったので、魚の干物みたいな感じで開かれた部分と、瘻管にゴム管を通して徐々に締め上げるシートン法という手法が併用されていた。

あと術後の説明で発覚したのだが、切れ痔だと思ってた痛いところも痔瘻だったらしく、そこもしっかり切開されて電気メスで焼きが入れられていた。

「膿みやすい体質なのかもしれないね」と言われたが、何の得もない体質だな…案ずるより膿むが易し、という感じ。確かに中高生は陥入爪で足の親指が膿みまくって切開しまくっていたな……そういうことだったのか。

 

 

切り開かれた部分は、泥ともうんこともつかない油っぽい軟膏を塗って肉が再生するのを待ち、ゴム管の部分は定期的に締め上げていって、半年ほどで体外にポロって脱落するらしい。

本筋とは全く関係ないが、薬の説明を受けているとき、軟膏を塗る部分を説明する結構かわいい受付の女性が、尻を「むすんでひらいての時の蝶々」と全く同じ感じで表現していて、トリックアートを見ている気分になったし、表現の自由さを見せつけられた気分だった。これが若さ。

 

このブログを打ち始めたのは(土曜夜投稿のくせに)術後二日目の木曜日だったのだが、ケツが痛いし血は出るしで結構きつかった。紙おむつとかが不足しているので、晩飯を調達するついでに紙おむつを購入血が常に出るの、こんなにきついんだなという感じ。周囲膿瘍の切開後と比にならんくらい血が出ていた。

土曜になってやっと落ち着きを見せ始めて、小走りくらいならできるようになった。

金曜に1日事務所勤務をこなして、土日休んで月曜からは怒涛の7連勤が控えている。先が思いやられるどころの騒ぎではないが、その7連勤初日は宿直だし、血の付いたガーゼとかどうするか問題もある。しかも最初の3日はすごい走る可能性のあるポジション。中部地区に異動してから気が休まってる月がないので、はやいところ休まりたい。

どうでもいいが、傷の治りは良いものの、無理はできないので蒲郡周年初日は行くのをやめた。松井繁がんばれ。

 

 

 

 

とまぁそんなこんなで、48000円ほどかけて痔瘻の手術を受けた話。

友人に「保険はいるの勧めて良かったでしょ」と言われたがこれはまさにその通りで、ポリープ切除と痔瘻手術で合わせて7万くらい、肛門周囲膿瘍の切開もあわせれば8.5万は掛かった(通院してたこまごまとした金も含めればもっとある)が、診断書代5000円を差し引いて4.5万弱はバックしてくる見込みなので、めちゃくちゃデカい。

元々抜けるのが面倒でかけっぱなしにしてたコープ共済がまさかの肛門周囲膿瘍切開まで金くれるらしく、切開・ポリープ・痔瘻根治で2万ずつ。あとは少し先になるが勤め先の色々で半額は返ってくるので、長期的に見れば無償プラス少しバックでケツを切れた。すごいな……

 

しかし!あくまで長期的に見ればの話であって、今の私の懐事情はカツカツ、おそらく給付とかを待つと安定してくるのはボーナス支給のある6月ころになってしまいそうなので、依然として赤信号の状態は続いているのだ。

4月後半には帰省するし、飯の予定もあればディズニーの予定もある。アホと思われるかもわからないが、こういうときこそ楽しむのが私のモットーでもあるので。

何が言いたいって、もう外せないんだよ、日曜のギャンブルは。。。

(ギャンブルをやめろというのは、公園で遊ぶ幼子に向かって「数Bの青チャートやりなさい!!」と叱るくらい意味をなさない。娯楽なき人生に潤いは有り得ないのだ)

 

 

 

 

桜花賞2022

今回は手術明けで家にいるしかなかったのでしっかり目に予想。ギャンブルも規制中なのでね……

来週は7連勤真っ只中で、予想はどうなるか不明。

データは特記なき限り近10年。

 

騎手

継続:7-7-6-100/複勝率16.7

乗り替わり:3-3-4-48/複勝率17.2

そんなに差はないけど、ダービーとかとは違って、乗り替わりがマイナスにならなそう。回収率も乗り替わりの方が良い。

 

前走場所・距離

同場所(=阪神):8-9-8-85(複勝率22.7%)

別場所:2-1-2-63(複勝率7.4%)

前走右回り(同じ回り):10-9-9-128(17.9%)

前走左回り:0-1-1-20(9.1%)

 

前走同距離:9-10-8-81(25%)

延長 1-0-2-55(5.2%)

短縮 0-0-0-12(0%)

 

前走右回りがほぼ必須条件、前走阪神ならなお良いという感じ。

ちなみに前走クイーンCが0-1-1-16なので、左回りからの臨戦は基本的にクイーンC組からということになりそう。

距離も同距離がほぼ必須条件で、短縮は基本的に消しで良さそう。

 

 

 

 

前走着

1着:4-4-4-47(20.3%)

2着:2-2-2-32(15.8%)

3着:3-2-1-15(28.6%)

4着:1-0-0-8(11.1%)

5着:0-0-0-7(0%)

6着以降~:0-2-3-39(11.4%)

 

基本は3着以内の馬を重視。

前走4着以下で巻き返した馬は、勝利したジェンティルドンナも含めいずれも前走チューリップ賞である、ということも添えておく。

これで結構切れるかと思いきや、2頭しかいなくて、しかも一頭はチューリップ賞なんだよな……

 

 

前走クラス

結構顕著に傾向が出ている。

G1:2-2-0-3(57.1%)

G2:1-3-4-61(11.9%)

G3:6-5-6-48(26.2%)

OP(リステッド含む):1-0-0-34(2.9%)

1勝クラス:0-0-0-2(0%)

 

OPの1頭はデアリングタクトだし、それくらいずば抜けた存在でなければ基本的に条件クラスの馬は馬券には考慮しなくていいということになりそう。

 

 

前走レ―ス

馬券になった馬がいたレースだけ

 

阪神JF:1-2-0-2(60%)

 

フィリーズレビュー:1-0-2-49(5.8%)

チューリップ賞(G2昇格後):0-3-2-17(29.4%)

クイーンC:0-1-1-16(11.1%)

フェアリーS:0-0-1-3(25%)

 

朝日杯FS:1-0-0-1(50%)

シンザン記念:1-0-0-1(50%)

エルフィンS:1-0-0-1(50%)

 

阪神JFからで飛んだのは阪神JFでも飛んでいるので、基本的に阪神JFで結果残している馬は重く見てよさそう。

フィリーズレビューはかなり数撃ちゃ当たる感があるが、絡んだ3頭の共通項としては「阪神JF掲示板」というのがあるので、そこを気にしつつ選別したい。

チューリップ賞は好走すればとりあえず今回も一考したい感じ。ここで大敗して桜花賞で絡んだ馬には、それまで短いところを走っていて延長一発目がチューリップ賞、というのが2例あった。

クイーンCは2頭しか絡んでいないが、いずれも1800以上の勝ち鞍があり、かつ阪神での好走歴があった。

フェアリーSはちょっと母数少なすぎて何とも・・・・・・そもそも中山臨戦が弱い(ファインルージュ以外全滅)ので、フェアリーSからの直行ならいけると見るのか、それともファインルージュが強かったかはサンプルの数的にまだ判断が難しい段階ではある。

この他の路線からは絡んでいないので、馬をしっかり見てということにはなるが、主眼を置く必要はなさそう。

 

 

予想

まず阪神の土曜馬場は、イン前残りとかは無く、普通に直線は外っぽい感じだけど内は死んでないな〜くらいと見た。

 

ラブリイユアアイズ

比較的内目から伸びてきた阪神JFは馬場を考えればいい走り。

直行は体重面を気にしてのもので計画通り。調教後の馬体重は452キロで前走比プラス、輸送を加味しても十分な体で出られそう。最終も自己ベストでこの馬なりに攻められているのは好感。

西高東低の競馬ではあるが、このレースは率で言えば東西は余り関係ないと見ている。※美浦3-1-5-55(14.1%)、栗東7-9-5-93(18.4%)

連対率は栗東に大きく分があるが、連複系の軸としてなら複勝率は個人的に許容できる数字。

坂井騎手の当コース近3年4-6-7-43(28%)はメンバーの中でもまあまあな数字で、乗ったときには阪神マイルは合いそうと好感を得ていたようだし、良い騎乗に期待したい。

距離としても少しずつ伸ばして、今回が初めての同距離2回目になるのも好感。有力どころに見られる側の位置にはなるだろうが、ウォーターナビレラの外とか、そういう先行の良いところ取れそう。

ロゴタイプ産駒、どちらかというと平坦が得意な感じの傾向があるのがどうかも、実際この馬は好走しているし、杞憂かも。

 

ナミュール

前走は内有利馬場を道中少し外目→直線外から突き抜け

前が壁になってスムーズな追い出しでは無かった中で突き抜けたのは流石に力の差がありそう。

問題は駐立とスタートで、阪神JFは遅れて終戦。常にその恐怖はあるが、前走同舞台で出たなら今回も大丈夫なのでは。

大外とはいえ後入れ外枠はプラスで、外伸び気味の今の馬場もプラス。

1にも2にもスタート切れれば複勝圏内は堅いと思っている。

ちなみに近10年で1人気で勝ち切ったのはあのハープスターだけで、単勝勝負は難しいかも。

ネットで天栄不安説を見たが、この馬はしがらき。大阪杯レイパパレと同じコンビ、ラインで、その意味でも期待はある。

 

サークルオブライフ

このコースのエピファネイア産駒は11-13-9-59(35.9%)

枠は1〜4が4-5-4-24(27.7%)に対し、5〜8が7-8-4-35(35.2%)と有意な差

8枠は2-1-0-7だが、悲観する枠ではないし、前走が内枠だったことを考えれば条件は好転する。休み明けを叩いた分もあるし、今の阪神は外伸び気味なので。

 

ただ、近11年(サークルオブライフを除いて10頭の)阪神JF勝ち馬で桜花賞に出走した馬の桜花賞成績は1-3-1-4と勝ち切れてはいないので、こちらも単勝では買えないが、とはいえ前日3人気ならおいしいので切る理由がない……

 

 

 

ウォーターナビレラ

チューリップ賞はイン取り条件みたいなレースで外追走からの直線進路無しだったが、最後進路が開けてからは伸びていて、脚は余していた感。

阪神JFは最後ナミュールに詰められていてのクビ3だったが、前回それなりに脚を見せて今回叩き2なら、良化分で勝負できても

 

ナムラクレア

前走の手応え的に1600は限界距離な気はするが、阪神JFは伸びない内を通しての5

今は外伸びとはいえ内死にではないので、うまく捌ければ阪神JFのリベンジがあるのでは?と思うが、馬群も良くなさそうだし浜中は今あんま調子良くないしでキツいかな。陣営も距離懸念で何かと消極的だし。

枠も本当はもう少し外が良かった。

 


スターズオンアース

近3年このコースの川田は32-5-16-35で複勝率60.2%の圧倒的成績に加え、わざわざ美浦に乗りに行ったらしいのも好感。

この馬自身も1800勝ち鞍アリのクイーンC組なので印を回すのだが、過去に馬券になったクイーンカップ組は阪神好走歴あるのに対し、この馬は今回が初めて。やはり不安ではあるので、ヒモまで。

 

ライラック

前走フェアリーS組というか、前走中山組は近10年で去年のファインルージュ以外全滅だが、そもそもフェアリーSから直行という馬が少なかった(ライラックで5頭目)

デムーロに選ばれなかった側ではあるが、福永替わりなら問題ないし、距離を長い所から詰めてきて1600でハマった感じがあるのも魅力という意味では良い。距離慣れでの前進もあるかも。

 

買い方

悩ましいが、重い印3頭のうち2頭はもうほぼ来ると思っている。

◎〇▲=◎〇▲=印全で13通りとお手頃な点数でそれを基調に……と思っていたのだが、グリチャ見て

◎〇▲☆=◎〇▲☆=印も22通りで買える点数なので、もう今回はこれで。

 

 

 

 

来週は皐月賞デーまで7連勤。

それを終えると帰省9連休。

 

尻の痛みも少しずつだけど引いてきたし、ここで弾みをつけて元気に7連勤したいな……